乳と蜜の流れるところ

作家名: 谷崎文音純友良幸
レーベル: BLIC-Novels
800ポイント
乳と蜜の流れるところ
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あらすじ/作品情報

■切ない大人の恋愛小説が好きな人におすすめ■ ※作中にはストーリー上で欠かせない官能描写ならびにソフトなSM・緊縛描写がございます。 ――「彼」が縄を握ったのは、「彼女」を守るためだった かつての恋人・ルイを独占欲から深く傷つけた過去を理由に恋愛を遠ざけていた渡海(とかい)。だが、ドイツから日本に戻ったあと二週間だけ同居した歩(あゆむ)と紆余曲折の末結ばれた。その後仕事で向かったドイツで縄の受け手を務めるルイのある姿を目にし、渡海はかつて味わい続けた嫉妬に似た感情を抱く。だが、長年パートナーを務めてくれたルイが結婚を理由にステージから降りることを聞き心から喜んだ一方で、渡海は緊縛師を辞めるをことを決意する。が、突然目の前に現れた日本人女性から言い放たれた一言がきっかけとなり、渡海は忘れることのできない過去に向きあうことに。 かつての恋人といまの恋人。それぞれに向ける思いに挟まれた男が葛藤と苦悩の末に見いだしたものは緊縛師として生きる覚悟だった。不器用でぶっきらぼう。だけど一途で純粋な主人公が過去と自分自身に向き合う様を丁寧に描いた再生と希望の成長物語。 【レビュー(WEB公開時】 ■SMという一見普通には公にしにくいことですが、お話全体を通してそれも1つの愛の形、愛情を示す手段でお互いを信頼・愛し合ってるんだなと思って心が温かくなりました。性癖に関わらず、自分をさらけ出すことってすごく怖くて勇気がいることで、私はなかなか出来ずにいますが、いつか全部見せられる人を見つけたい、そんな関係性を築いていきたいなと思います。(30代・女性) 【表紙写真(電子書籍版・単行本版)】佐藤恵里沙(Erisa Sato) 日本写真芸術専門学校中退後、矢部六合市氏に師事。現在フリーランス。 【ピンナップ(電子書籍イラスト付版)】純友良幸(Yoshiyuki Sumitomo) 漫画家・イラストレーター。 漫画、小説の挿絵、イラスト技法書の作例、webゲーム、スマホアプリのイラスト等を制作。

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