七国殺し1
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あらすじ/作品情報
”七国殺し”と呼ばれる男がいる。群雄割拠の世界。彼はあらゆる国に仕え、尽く裏切りによって崩壊させたことから、悪名高き謀略家として世界中に名前が響き渡っていた。そして同時代、誰も期待しない十三男の王子として生まれながら、戦場で勝ち続けて『赤毛の軍神』と呼ばれるようになったファウレン王アデルバート。彼は小さなころから考えていた。なぜ世界は平和にならないのか――と。隣接する三つの大国からにらまれる絶望的な状況のさなか、アデルバートの前に”七国殺し”ニコラス・シェーンベルクが現れる。「裏切り者しか世界を平和にできない」――彼はそううそぶき、アデルバートこそ「世界皇帝にふさわしい」とささやく。”七国殺し”と”赤毛の軍神”、二人の男によって『現実的で継続的な世界平和の実現』が始まる――!